ホンダN-VANとは? 軽商用車の新型 価格/発売日/6MT・CVTの燃費/内装を解説

公開 : 2018.07.12 10:00

ホンダN-VANのインテリア

「多人数乗車をメインとする方は、N-BOXへ」というだけあって、N-VANの車内は、運転席+ラゲッジスペースを中心としたレイアウトだ。最大の特徴は、助手席と後席にダイブダウン機構を備えることで完全に格納でき、運転席+フルフラットなカーゴスペースとなる構造で、これもFFベースだからこそなせる技だ。その結果、アクティバンと比べ、段ボール箱は+13個の71個、ビールケースなら+5個の40個を収めることができる。

またフロアの-145mm低床化、格納式助手席により、ラゲッジスペースを最大限活用すると2635mmまでの長尺物を収めることも可能とした。さらに積載時の使い勝手を高めるために、助手席側をセンターピラーレス構造に。これで助手席側ドアの開口部を高さ1230mm×幅1580mmまで拡大させ、テールゲートより広い側面ドア部からの大きな荷物の出し入れが行える。また室内のトリムは、荷物による傷を防ぐ形状とするなど、細やかな配慮がなされているのもポイントだ。

運転席は、ドライバーの負担を軽減すべく、スポーツモデル並みに形状に拘ったサポート性の良いシートを採用。長時間運転しても疲れにくいことを重視して設計したという。ダッシュボードには、ビジネスユーザーを満足させる多彩な収納やトレーを設定。現代車としてはマストとなる充電用USBジャックも設定している。また助手席と後席は、補助的な要素が強まっているが、この積載能力を考えると、潔い割切りといえそうだ。もちろん、最大4名の乗車が可能で、日常的な短距離の移動なら必要十分だろう。

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