マクラーレン600LTのエクステリア

現在のマクラーレンの車名は、スーパーシリーズとスポーツシリーズでは単純だ。車名の数字はエンジンの最高出力（ps）を表す。LTは「ロングテール」の略で、1995年のル・マン24時間レースで優勝したマクラーレンF1 GTRの流れを汲んでいることを意味する。

600LTの外観は、ひとめでマクラーレンのスポーツカーであると分かる独特のスタイリングだ。

空力を重視して複雑な曲面を多用したボディに、フロント・スプリッター、サイドシル、LTの名の由来となったエクステンドされたディフューザー、および固定式のリアウイングなどが600LTのスペシャルアイテムとして装着されている。

またリアウイングの手前、ボディ上面にエグゾーストエンドを配置した、最近のF1にも見られるトップエグジット（上方排気）も採用している。

全長は4604mm、全幅は2095mm（ミラー展開時）、全高は1194mm。ロングテールの名のとおり、570Sクーペより全長は74mm長く、全高は8mm低い。

このスタイリングによりエアロダイナミクス性能は最適化され、250km/hで走行時のダウンフォースはノーマルのスポーツシリーズ・クーペより100kgも増大し、グリップと高速での安定性が向上する。

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