マクラーレン600LTのインテリア

600LTのコクピットは、重量の削減と、ドライバーオリエンテッドの環境作りの両方に焦点を当てたものとなっている。

インテリアのトリム素材には、軽量の合成スウェード「アルカンターラ」が多く使用されており、パッセンジャーの足下やシート下のカーペットを省くことで、5.7kgの重量を削減した。

カーボンファイバー製シャシーは必要以上に内装材で覆わず、素材の美しさを残している。グローブボックスは省略され、ドアポケットの代わりに軽量のネットを取り付けたのも特徴。また、カーボンファイバー製のレーシングシートが標準装備され、これだけで21kgの重量削減となっている。

エアコン、カーナビ、そしてオーディオは標準では非装着だが、ノンコストのオプションとして設定されている。もっともほとんどのカスタマーは、これらの装備をチョイスすると思われるのだが。

つまり600LTは、もっとも軽く、もっともパワフルで、もっとも速い、公道走行可能なスポーツシリーズのマクラーレンを目指したというわけだ。

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