マクラーレン600LTのパワートレイン

コクピットの後ろに縦置きミドシップマウントされるエンジンは、M838TE型。排気量3799ccのV型8気筒ツインターボだ。前述のトップエグジットにより背圧が下げられたことで、車名が示すとおり最高出力は600ps/7500rpm、最大トルクは63.2kg-m/5500-6500rpmを発生する。

組み合わされるトランスミッションは、ノーマル／スポーツ／トラックの3モードを備える7速SSG（DCT）で、後輪を駆動する。

公表されているパフォーマンスは、最高速度が328km/ｈ、0-100km/h加速が2.9秒、0-200km/h加速が8.2秒、0-300km/h加速が24.9秒、0-400m加速が10.4秒。100-0km/hのブレーキング距離は31mと、まさに「ハンパない」数値。それでいながらEU複合サイクル燃費は11.7ℓ/100km（約8.5km/ℓ）と、ハイパフォーマンスを考えれば十分なものといえるだろう。

ちなみに、燃料タンク容量は72ℓ（もちろん燃料はプレミアム）だから、満タン無給油で600km以上の走行が可能。フロントのラゲッジスペースは150ℓだから、たいした荷物が積めないのはピュア・スポーツゆえ致し方ないところか。

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