【長期テスト】ジープ・レネゲード4xe(3) ちょっとのことで豊かになる

公開 : 2021.06.17 08:15

ジープ・レネゲード4xe(AUTOCAR JAPANの長期テスト車)で林道に行き、コーヒーを頂きました。

もくじ

雨の日こそ、ガッツポーズ!
とある林道に、レネゲードで
ここにしよう! タープ張る
ちょっとの工夫で豊かになる

雨の日こそ、ガッツポーズ!

text:Taro Ueno(上野太朗)
photo:Satoshi Kamimura(神村 聖)

ジープ・レネゲードのお陰で、楽しみがはっきりと2倍になった。

というのも、普段乗っている旧いクルマは、どうしたって天気を気にするのだ。

その手のクルマに乗っている中では、わりとガシガシ雨の中でも走っている方だと思うけれど、気にしないといえば嘘になる。

だから週末の天気予報が雨になると、平日の夜中にいそいそと乗ってみたり、あるいは潔く諦めたりすることになる。

一方でレネゲードが納車されてからは、「雨? よしっ!」と逆のリアクション。

ちょうどこの日も雨。ガッツポーズである。

とある林道に、レネゲードで

とある日本一高い山の、とある林道にジャーナリストの吉田拓生さんと向かった。

目的はただ1つ。「どこかで美味しいコーヒーでも入れましょう」だ。

昔、拓生さんが走っていた林道をゆく。

とはいえ状況は変わっているかもしれない。しかしあまり下調べしすぎないようにした。

「ま、どうにかなりますよね」「うん、だめなら引き返そう」

かなりのザーザー降りで、地面は泥濘んでいる。ワイパーはフル作動。お互い平気な顔をしているけれど、いま振り返ると内心ドキドキしていた。

車体の左前がグンと沈んだ。「あ、いま右リア浮いてるよ」「ですね……」

センターコンソール下部にあるセレクテレイン・システムに目をやる。正直、どのモードが適切なのかは、色々とボタンを押してみるまでわからない。

しかしレネゲードはいともかんたんに泥濘を脱した。ジープが想定してる悪路って、こんなに容易なものではないのだろう。

あっ! 同時に2人で声をあげた。

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