【長期テスト】ジープ・レネゲード4xe(4) 一気に1000km走ってみた!
公開 : 2021.06.26 11:10
気になる点、気に入った点
まず気になる点だが、ほとんどなかった。
強いて言うなら、頻度は100回に1回程度の感触で、わずかにアクセルを踏んだ状態かつ1〜2速の変速で、コッコッコと迷いが生じる点。
またトランク開口部の周辺シーリング部に水が溜まりやすく、たとえ雨の1週間後であろうが、扉を持ち上げるとバシャンと盛大に溜まった水が流れてくる。
最後に、ウインカーレバーを左右に倒したつもりが、軽く手前に引けてしまい、意図せずパッシングすることがある。
いずれも、他に試乗したメンバーも同じ事を言っていた。が、クルマ全体を見ると、いずれも大きな問題ではないと思う(ほかに気になる部分が多いクルマは山ほどある)。
いいところは書ききれないくらいある。まず褒められる。「ジープですか? 最近よくみますね」。自分が褒められている気持ちになる。
「フォー、エックス、イー? ふつうと違うんですかコレ」。「フォー・バイ・イーと読むんです。PHEVです」。ちょっと得意な気持ちになる。
ジープなのに、低速ではヒューンと電動車らしい音を発しながら走るというギャップも、若者世代には「イケてる」となるようだ。
乗ってみてもスッキリしている。ジープ=なんだかブカブカしたアメ車感、が思いっきり先入観だったことに気付かされる。
ハンドルが軽いが、スカスカしておらず、切り始めから少しすると、じわっとクルマのノーズが向きを変える。この手のクルマにぴったりのキャラクターでリラックスできる。
また、そこかしこに「イースターエッグ」が仕込まれている事に気づく。いわゆる「隠れキャラ」だ。次回は全イースターエッグを探します。