【長期テスト】ジープ・レネゲード4xe(最終回) ジープをよく見るワケ
公開 : 2021.10.15 20:35
ジープのオーナー像=ドリーマー
新海さんは、ジープのオーナー像を「ドリーマー」と表現する。
「ドリーマー」は、いわゆる冒険家=山の中にこもって暮らしをする人とはちょっと違う。
平日は一生懸命に仕事し、休日になると、家族を連れて遊びにいく。そんな層が大半をしめるのだそうだ。
ドリーマーが楽しむ仕掛けを沢山用意した。その中心となるプラットフォームが「ジープ・リアルスタイル」という、いわゆるオウンド・メディアだ。
訪れてみると、あらゆるコンテンツが内包されていることを知る。ジープに乗ると、どんな世界が待っているのかが、なるほどわかりやすい。
中でも感銘を受けたのはフォト・コンテスト。テーマの中で優秀作品に選ばれるとジープの公式カレンダーに採用される。また、応募作品がフォトアルバムに掲載されるのだという。
そしてそのフォトアルバムがクリスマスに届いたりもし、オーナーの反響を生んでいる。
よりテクニカルなところでいうと、通常自動車オーナーになるとアフターサービスは付いてくるが、ジープでは「ジープ・ウェーブ」という独自のカスタマーケアサービスプログラムがある。
愛車のメンテナンスなどのサポートはもちろん、前述のフォトコンテスト、キャンプ・アウトドア・イベントなどジープならではのリアル体験も用意されている。
「今は、コロナ禍でイベントは制限がありますが、キャンプイベントではより多くのオーナー様にご参加いただいています。オーナーの皆さまの笑顔がやりがいです」と新海さん。
「ジープに乗ると、こんな楽しい世界が待っていそうだ」という夢=ドリーマーを創出している事が、ジープオーナーを増やし、そして最近、高頻度でジープに出会う理由に繋がっているのだと実感した。