最小ジープ「レネゲード」 PHEVの4xeはどんな人に最適か? 伊藤梓が検証

公開 : 2021.12.06 11:40

フォー・バイ・イーって何?

ジープ・レネゲード・トレイルホーク 4xeは、1.3Lターボエンジンとモーターを搭載するプラグインハイブリッド(PHEV)モデルで、システム最高出力は239psを発生する。

レネゲードの4WDモデルは「4×4(フォーバイフォー)」と呼ばれているが、PHEVモデルの4WDの名称は「4xe(フォー・バイ・イー)」に改められている。

この「e」はもちろん「電気で走る」ことを表しているものだ。

4xeの4WD機構は、簡単にいえば、フロントはエンジンで駆動し、リアはモーターで駆動するという形式をとっている。

そのため、EV走行をする時には、必然的に後輪駆動になる。

「それじゃパワー不足なのでは?」と思う方もいるかもしれないが、リアに搭載されるモーターの最高出力/最大トルクは、128ps/25.5kg-mなので、コンパクトなレネゲードを走らせるには十分なパワーを持っていると言えるだろう。

リチウムイオン電池のバッテリー容量は14kWhで、モーターだけでEV走行する場合には、約48km(WLTCモード)走ることができるという。

充電は、200V電源のみで、日本の急速充電器には対応していないところは注意が必要だ。

ジープ・レネゲード 4xe 公式サイトをみる

記事に関わった人々

  • 執筆

    伊藤梓

    Azusa Ito

    クルマ好きが高じて、グラフィックデザイナーからカーグラフィックの編集者へと転身。より幅広くクルマの魅力を伝えるため、2018年に独立してフリーランスに。現在は、自動車ライターのほか、イラストレーターとしても活動中。ラジオパーソナリティを務めた経験を活かし、自動車関連の動画などにも出演している。F1が大好きで、いつか全戦現地観戦するのが夢。
  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。

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