クルマWi-Fiに新情報! パイオニア・カロッツェリアの車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR100D」、デリカ&メガーヌで検証
公開 : 2022.02.21 07:00
カロッツェリアの「車載用Wi-Fiルーター」に、新たな電源ケーブルが登場。三菱デリカD:5と、編集部のメガーヌR.S.を題材に、クルマWi-Fiを試します。
もくじ
ー 車載用Wi-Fiルーターとは? 取付け方/価格
ー 動画が途切れない 最大5台接続
ー ナビなしメガーヌR.S. 輸入車好きの悩みが解決
ー デリカ 大画面ナビ/スマホをHDMI接続
車載用Wi-Fiルーターとは? 取付け方/価格
カロッツェリアから近年リリースされた新製品のなかでも、いちばん注目されているといっても過言ではないアイテムが車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR100D」だ。
この2月には、シガーライターソケットを使わずに取付けできる専用電源ケーブルが新発売されることもわかった。
「車載用Wi-Fiルーター」、「専用電源ケーブル」といっても、一体どんなモノなのかよくわからないという人も多いだろう。
「車載用Wi-Fiルーター」とは簡単に言うと、私たちが自宅・職場で日常的に使用しており、欠かせない存在となっている「Wi-Fi(無線LAN)」環境を、車内に作り出せるアイテム。しかもリーズナブルな定額制で通信し放題というのだから注目されるのも納得だ。
じつは、同様の機能は2019年にリリースされたサイバーナビに搭載される「アクセスポイントモード」で実現しており、多くのユーザーから好評を得ていた。
新情報! 電源の取り方が2通りに
取付けは、ユーザー自身で簡単にできるもの。
本体をダッシュボードまわりに両面テープで固定し(取付けの向きは決められている)、付属の電源ケーブルをシガーライターソケットに差し込むだけ。
もちろん工具不要で取付けの所要時間は数分といったところだ。
初回利用時だけ「docomo in Car Connect」の契約手続きが必要となるが、スマホで本体背面の2次元バーコードを読み取って専用サイトにアクセスしてすぐに登録ができる。これにはドコモのdアカウント(ドコモユーザー以外でも取得可能)を使用する。
そして今回のニュースは、従来シガーライターソケットから電源を取得する方法だけだったものに、新たな選択肢が加わること。
専用の電源ケーブル「RD-WR001」登場
専用電源ケーブル「RD-WR001」を用いれば、シガーライターソケットを使用せずに設置できるようになる。
配線を目立たせたくない人には、スッキリした車内空間のまま取付けできるのが嬉しい。
ケーブル長は3m。十分な長さがあるので車種を問わず選びやすいし、これによってシガーライターソケットのないクルマにも取付けられることになった。
利用料金の話
そんな車載用Wi-Fiルーターで絶対に見逃せないポイントが利用料金。通信し放題のプランがニーズに合わせて3種類から選ぶことができるようになっている。
・毎日クルマを使う人に向けた「365日プラン:1万3200円(税込)」
・旅行/帰省中などに使う「30日プラン:1650円(税込)」
・ちょっとした外出の時に使う「1日プラン:550円(税込)」
365日プランなら「使い放題」で1か月あたり1100円と激安だ。事務手数料や解約違約金も発生しない。
最初に車載用Wi-Fiルーターの購入費として2万7500円かかるが、それを合算しても2年間使用時のコストは1か月あたりで2246円に収まるわけだ。
さっそく、三菱デリカD:5に装着して試してみよう。