クルマWi-Fiに新情報! パイオニア・カロッツェリアの車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR100D」、デリカ&メガーヌで検証
公開 : 2022.02.21 07:00
動画が途切れない 最大5台接続
利用する通信サービスは、NTTドコモの「docomo in Car Connect」。ふだん私たちがスマホや携帯電話で使用しているドコモのLTE(4G)回線でネットワーク接続を行うため、日本全国津々浦々で使用することができる。
しかも、一般的なモバイルWi-Fi機器で多く使われている回線とは違い、山間部やトンネルなど障害物が多い場所であっても電波がブロックされず回り込んでつながる特徴を持っている。
データ通信量の上限や利用可能データ量超過による通信速度制限などがなく、定額で使い放題。しかもクルマの特性を考えたサービスなので、移動中でも安定した通信が楽しめる。
実際に、横浜市内の高速道路で走行中に後席でパソコンを使ってYouTubeの動画を視聴してみたのだが、通信が途切れたり、ブロックノイズが出ることは皆無。
通信状態がきわめて安定しており、感覚的には自宅での視聴とまったく変わらないレベルでフルHD画質の美しい映像を見続けられた。
また、一度に接続できるネットワーク機器は5台までで、家族・友人が持ち込んだWi-Fi対応機器をそれぞれ使用できる。
パソコン、タブレット、スマホなどを接続してみたが、各機器の設定メニュー上で車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR100D」のIDを選択してパスワードを入力するだけですぐに使えた。もちろん、各機器上でWi-Fi設定をメモリーしておけば、次回からの接続作業は不要となる。
この車載用Wi-Fiルーターは走行中での使用を想定して設計されているが、走行後のアイドリング状態の停車中でも最大1時間まで使える。週末の混雑したレストランで、順番待ちの時間を車内で過ごしたいときなどに使い勝手がいい。
走行前についても30分まで利用できるから、クルマを無理に走らせはじめる必要もない。
続いて、AUTOCAR編集部の“足グルマ”で試してみたい。彼らのメガーヌR.S.は、カーナビの設定がないモデルだ。