ルノー・ルーテシア 2回目の試乗で明らかに スペックに現れぬ「味わい」
公開 : 2022.02.20 09:35
ルノー・ルーテシア、2度目の試乗です。スペックに現れづらい「味」を堪能しました。
もくじ
ー 第一印象はリニアもしくはスポーティ
ー 2回目のルーテシア 視えてくるもの
ー サイズ感やスペックを越えた「味」
第一印象はリニアもしくはスポーティ
久しぶりにルノー・ルーテシアのステアリングを握った。
まだデビューしてから1年半も経っていないので、どこかが変わったとかそういう話ではない。
最近デビューした「ラ・パリジェンヌ」という特別仕様車でもない。Bセグメントハッチの指標ともいえるクルマなので、そのテイストを時おり確認しておいた方がいいと思っているのだ。
どんなクルマの場合でもそうなのだが、最初の試乗は少し肩に力が入る。時間が限られていることが多いので、どうしてもペースが速くなりがちになる。
事前に仕入れたトピックや、自分の思い込みのようなものに関心が行きがちになる傾向もある。
5代目となる現行ルーテシアの初試乗では売り文句の先進運転支援システム(ADAS)をメインにチェックした記憶があり、その際試乗したインテンス・テックパックは丁寧なレーンキープを披露してくれた。
ドライブフィールの部分は、ルノーのハッチ=スポーティというイメージが強くあるのだが、これは実際にその通りだと感じた。
アシが固められている感じはしないので、メガーヌR.S.的な一線を越えたスポーティ感ではない。
操舵に対して遅れがなく、しかしロールはゆっくり目なので挙動を予想しやすい。
ダイレクトというよりリニアな感じ、それが5代目となった現行ルーテシアが言わんとするスポーティ感だったのである。
2回目の試乗となる今回、何か新しい発見はあるだろうか?