3月8日は国際女性デー 地域プロデューサー井原愛子さんに、ベンテイガ・ハイブリッドで会いに行く
公開 : 2022.03.08 11:00
もくじ
ー 100年先のために 一人の女性との出会い
ー 甘いシロップが繋ぐ、森と人々の暮らし
ー 伝えたい、秩父の森が教えてくれたこと
ー カエデの苗が育ち、やがて森に……
100年先のために 一人の女性との出会い
2019年に設立100周年を迎えたベントレーは、次の100年に向け持続可能なラグジュアリーモビリティのリーダーを目指し、サステナブルへの取組みに力を入れている。
イギリス・チェシャー州にあるクルー工場では、カーポートの屋根に3万枚以上のソーラーパネルを設置。工場内の電力は屋上でつくられた再生可能電力への完全移行が進められている。一方、100周年の際には100本の植樹が行われ、地域の生物多様性の保全活動に将来への思いを繋いだ。
なかでもミツバチの飼育は自動車の工場としてはとてもユニークではないか。
世界の農作物の75%以上がミツバチを中心とした花粉媒介者の存在によって持続可能な環境を維持していると言われている。
クルー工場に巣箱が設置されると、30万匹のミツバチたちは“生物多様性の保護任務”を行い、その副産物としてクルー産のハチミツが採取されるようになった。
持続可能な社会に向けた取組みは日本でも様々な規模、方法で行われている。
日本でも始まっている、「持続可能」への取組み
今回は埼玉県の秩父で山と街を繋ぐ地域のプロデューサーとしてUターン転職/起業し活動する一人の女性を訪ねた。
秩父生まれの井原愛子さんは、秩父ミューズパーク内にあるカフェ「MAPLE BASE」を運営。
ログハウスのなかにあるのが日本初のシュガーハウスで、秩父の森に自生するカエデの樹液を使ったメープルシロップの製造所でもある。
ここで製造を行うのはカナダでメープルシロップに関する様々な勉強をしてきた井原さんだ。でもこちらが本職というわけではない。