ホンモノ派の3列シートSUV キャデラック「XT6」のオン/オフ着こなし術

公開 : 2022.03.11 15:45

もくじ

ラグジュアリーの本質 6人乗りSUVで
ホンモノって心地いい 3列目を体験
仕事モードは、上質・先進性で差をつけろ

AUTOCAR JAPAN sponsored by GM JAPAN

ラグジュアリーの本質 6人乗りSUVで

定番のセダンからSUVへと主力モデルのシフトが加速する、高級車ブランドのキャデラック。

今回フィーチャーするXT6は、エスカレードに次ぐ大型ラグジュアリーSUVで、3列シートを備えた左ハンドル6人乗り。アメ車大好物の筆者が対面を心待ちにしていた1台だ。

アピアランスは想像以上の存在感を放っていて、アメ車らしい雰囲気になぜかほっと胸をなで下ろす。

前回試乗したXT5とプラットフォームが共通で、車幅はそれほど大差なく、全長が20cmほど長くなった程度。しかしながらその存在感は際立っており、決して威圧的ではなく、気品のある貫禄に満ちたものだ。

「無駄のない筋肉を持つアスリート」をイメージしたというボディは、陰影が美しいエッジの効いたプレスラインとグラマラスなフォルムで構成される。

精かんなフロントマスクは、垂直のノーズセクションを組み合わる縦型のLEDランニングライトが特徴的だ。

こうした大胆な造形美がエクステリアの完成度を高めており、都会の夜に映えるようなエレガントで艶やかな印象を持った。実際に横浜中華街で走らせてみたが、映画のワンシーンのようだとひとり大興奮!

サードシートを確保するためにXT5に比べるとオーバーハングが少し長くなったが、それを感じさせない均整のとれたボディ・プロポーションが魅力だと感じた。リアビューのテールライトやデュアルエグゾースト一体のリアフェイシアのデザインは、気流の流れを整えるよう機能面でもサポートする。

車内に1歩踏み入れると……

インテリアには天然木、本革、金属など、選び抜かれた素材を採用。ひと目で上質だとわかる洗練された車内空間が広がる。

格式高い雰囲気だが、実際にシートに座るとリラックス効果が高く、欧州車にはない肩肘張らない独特の世界観がこの車両の魅力だと感じだ。

ではXT6という車両は実際にどのようなライフスタイルにマッチするだろうか。

▶️キャデラックXT6 公式サイトを見る

記事に関わった人々

  • 執筆

    小原れみ

    大学在学中に創刊されたアメリカの自動車カスタム文化を紹介する雑誌に影響を受け、インターンシップを経て編集部員に。1996年よりフリーランスのライターに転向。米国車やカスタム車両専門誌の執筆を中心にアメリカン・カルチャー全般を担当する。愛車は、熟練ビルダーである夫の指導を受けてフレーム製作から始めた1932年式フォードのホットロッド。無類の工具&ネジ好き。
  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。
  • 編集

    徳永徹

    Tetsu Tokunaga

    1975年生まれ。2013年にCLASSIC & SPORTS CAR日本版創刊号の製作に関わったあと、AUTOCAR JAPAN編集部に加わる。クルマ遊びは、新車購入よりも、格安中古車を手に入れ、パテ盛り、コンパウンド磨きで仕上げるのがモットー。ただし不器用。

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