ランボルギーニで、六本木⇔ベイエリア 女性への感謝を言葉に! レディースツーリングで気づいたコト

公開 : 2022.03.24 07:15

サーキットだけじゃない、ウラカンの楽しみ方

フルオカプセルには、特別な色調が採用されている。

鮮やかな蛍光イエローのボディカラーに、マットブラックのルーフ、フロントバンパー、サイドスカートのコンビネーションで、エスクテリアデザインのディテールがより際立つ。

インテリアも、ブラックで統一された中、ヘッドレストにあしらわれた蛍光糸の刺繍やフォージド・カーボンのアクセントが際立つ。

試乗はコンボイ走行で、ホテルニューオータニ幕張が目的地だ。正直言うと、こんなスーパースポーツカーを、持てるポテンシャルのほんの数%あたりで走らせるなんて「ちょっと退屈するんじゃないか……」と走る前は思っていた。

驚いたのは、その足さばき

その理由は、今までにもハイパフォーマンスカーをゆっくり走らせていると、クルマに急き立てられるようでストレスを感じた経験があるからだ。ところがウラカンは、80km/hクルージングでも快適。

失礼ながら、「予想外」の乗り心地の良さだった。

サーキットは路面が良いので乗り心地の評価がしにくいし、限界域近くで走らせるとハンドリングに意識がいってしまう。

が、今回は一般道と高速道路でアンジュレーションや路面の継ぎ目などさまざまな入力があった。

サスペンションストロークはかなり短いはずだし、キュッと締まっていてソリッドな乗り味なのに、路面の継ぎ目を跨いでもガツンッと不快な突き上げがなく、驚くほどしなやかな足さばきなのだ。うーん、こんなところにもサプライズがあったとは。

サーキットとあまりにも印象が異なるのは、ドライブモードのせいも大きい。

今回はデフォルトの「ストラーダ」をチョイスしていた。サーキット試乗となれば、「スポーツ」や「コルサ」モードでレスポンスやスピード、パワーを感じずにはいられない悲しいサガがある。でも、「ストラーダ」なら、平常心でいられた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    佐藤久実

    Kumi Sato

    大学在学中にレースデビューし、耐久レースをメインに活動。ニュルブルクリンク24時間レース、スパ・フランコルシャン24時間レースで入賞を果たす。モータースポーツで培ったスキルをベースにインストラクターとしても活動。東海大学工学部動力機械工学科非常勤講師、芝浦工業大学特別講師の経験あり。日本カー・オブ・ザ・イヤー、World Car Awards、日本ボート・オブ・ザ・イヤーの選考委員も務める。
  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。

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