アルピナ・オーナーの桜、それは不滅の証 「ALPINA SAKURA TOURING 2022」

公開 : 2022.04.06 18:00

もくじ

40年目を迎えたニコル・オートモビルズ
桜のように根ざす、日本のアルピナ文化
80年代から最新型まで 連なるアルピナ達

AUTOCAR JAPAN sponsored by Nicole Automobiles

40年目を迎えたニコル・オートモビルズ

いま日本でBMWアルピナが好調だ。

それを物語るように2021年の新車登録台数は、前年の2倍以上という大きな伸びを記録している。

そのアルピナの日本総代理店を務めるニコル・オートモビルズが、今年設立40周年を迎え、これまでの年月を共に歩んできたオーナーと節目の春を祝うイベントを企画した。

輸入車のインポーターが開くイベントといえば、高性能車ならサーキットでの走行プログラム、量販モデルなら多くのファンを集めたミーティングというのが一般的。

しかしニコル・オートモビルズのアプローチは、ほかとは全く異なっていた。

会場となった金櫻神社の駐車場を埋め尽くすBMWアルピナ。参加したすべての車両に交通安全の祈祷が行なわれた。

それは40周年にちなみ、40台のアルピナを集めて、40本の桜を植樹するというもの。

桜の苗木と参加車両の数、そして主催者が歩んだ年数を揃えて、早春の甲斐路を走る「ALPINA SAKURA TOURING 2022」が、こうして山梨県を舞台に開催された。

知的でアンダーステイトメントな高性能車を身上とするアルピナにふさわしく、桜を植えることにより後世まで伝えられる足跡を残す周年イベントの始まりである。

植樹の舞台は、金峰山を御神体とする金櫻(かなざくら)神社。

甲府の名勝で国の特別名勝にも指定されている昇仙峡の奥に位置する、桜の名所として知られる神社だ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。
  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。

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