FIAT 500e × 藤島知子 大きく進化もタイムレス! 元オーナーが語る魅力

公開 : 2022.05.24 11:50

イタリア人と500の深い関係

FIAT 500はなぜこれほどまでに世界中で愛されるモデルになったのか。

FIATを知りつくすブランドアンバサダー、ティツィアナ・アランプレセさんにイタリア人にとってFIAT 500はどのような存在なのか尋ねてみた。

「第二次大戦後の復興期に人々が新しい生活のスタートを望んでいたころ、500は人々の夢を体現するアイコンとなりました」(ティツィアナ・アランプレセさん)

「クルマは安いモノではなかったけれど、コンパクトで魅力的、何処にでも行ける500は若いファミリーにも丁度いい存在。イタリアの街文化において、コンパクトでかわいい500は歴史的な建物を守りながら生活する上で最適な存在でした」

ティツィアナ・アランプレセ:イタリア・ナポリ東洋大学で日本政治文化経済学を学んだ後、奨学生として来日し、九州大学大学院を卒業。イタリアに帰国後、FIATグループで顧客サービス、IT活用を含むマーケティングやCRM部門、FIAT&ABARTHの日本カントリーマネージャーなどを歴任。2010年、イタリアと日本の交流や発展に寄与したとしてイタリア大統領から「イタリア共和国功労勲章」を受章。現FIATブランドアンバサダー。

「その後、魅力はヨーロッパに広まり、日本の環境でも幅広い層のニーズを満たして受け入れられ、コミュニティが拡がっています」

「FIAT 500eはNUOVA(ヌォーヴァ)500が65年前に登場して以来、長い歴史を経て、同じ精神/ヘリテージをもって生まれ変わりました」

※撮影時のみマスクを外しています。

「機能的でかわいい、みんなのライフスタイルに寄り添ってくれるクルマ。日本には生活に役立つ機能性の高いクルマが沢山あるけれど、500は奥さまや免許をとった子どもが運転するセカンドカーとして活躍したり、子育て後に乗る人がいることはイタリアでも同じです」

「500eはサステナブルな生活に合わせてエレクトリックカーとして登場したけれど、魂は全く変わっていません」

「ライフステージや時代変化に応じてフレキシブルに変わっていくことも500の魅力の1つだと思います」

FIAT 500e 公式サイトをみる

記事に関わった人々

  • 執筆

    藤島知子

    Tomoko Fujishima

    クルマ関連情報を走り好き目線と女性視点を交えながら紹介。テレビ神奈川の新車情報番組「クルマでいこう!」ではお茶の間の幅広い世代に向けて魅力を発信中。2002年よりモータースポーツに参戦、2021年はKYOJO-CUPやスーパー耐久でドライバーとして奮闘。日本自動車ジャーナリスト協会会員。2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。

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