ピックアップトラック、普段使い可能? ジープ・グラディエーター 長距離試乗
公開 : 2022.07.08 11:55
アメリカン・ピックアップトラック「ジープ・グラディエーター」が注目されています。いざ長距離試乗へ!
もくじ
ー 最強にして最大のジープが上陸!
ー 嬉しい悩み 荷台をどう使うか?
ー 見た目ワイルド 堅実な使い勝手
最強にして最大のジープが上陸!
これを待っていたんだ! というファンも多いはず。ついに話題のジープが上陸を果たした。ジープのピックアップトラック「グラディエーター・ルビコン」である。
グラディエーターは構造的にはラングラー・アンリミテッドを延長した派生モデルといえる。
だが2ドアや4ドアモデルのように車名にラングラーの文字は入らず、グラディエーターが車名となっている。
グラディエーターのホイールベースはラングラー・アンリミテッドよりさらに480mm延長された3490mm。
全長は5600mmというから、スタンダードホイールベースのロールス・ロイス・ファントムよりほんの少し短いだけという巨体の持ち主だ。
キャビンはダブルキャブ仕様の5人乗りで、その後ろにはピックアップトラックの象徴というべきオープンの荷台が備わっている。
それ以外の部分、つまり車体の前半分はラングラー・アンリミテッド・ルビコンのそれとほぼ同一と考えていい。
エンジンはおなじみの3.6L自然吸気のV6ガソリンで、ギアボックスは8速AT。フルタイムのAWDシステムはロックトラックと呼ばれるルビコン用で、センターコンソールにはデフロックやスウェイバー(スタビライザー)をコントロールする電気的なスイッチが備わっている。
現在、日本にたった1台しかないブルーの試乗車を借り出したわれわれは、アメリカン・ピックアップトラックらしい使い勝手を試すべく、ロングドライブに繰り出してみた。