ピックアップトラック、普段使い可能? ジープ・グラディエーター 長距離試乗
公開 : 2022.07.08 11:55
嬉しい悩み 荷台をどう使うか?
グラディエーターの実車は想像以上に大きいと感じた。
真正面から見る姿はラングラーそのものだが、真横からの眺めは圧巻の一言。
リアエンドの荷台は黒くてザラザラとした傷防止の塗料で仕上げられている。
荷台の前後長は約153cmもあり、水平の位置まで開くアオリも頑強な作りになっている。
荷台にはキャンプ道具やマウンテンバイクなどアウトドア・アクティビティの道具をいくらでも積めそう。
また純正オプションでもソフトとハードのトノカバーや、引き出し式のストレージシステムなど魅力的なアイテムが数多く揃っている。
オーナーの使い方に合わせて、楽しみながらカスタマイズしていく余地が残されているのである。
今回は高速道路を中心に1000km以上の距離を走らせたのだが、そのフィーリングは慣れ親しんだラングラー・アンリミテッドの少し上を行くように感じられた。
ロングホイールベースの恩恵によって直進安定性が高く、車体の上下動も少なく感じられる。
またキャビンが後席までで収束しているので、リアタイヤから入ってくるノイズも少ない。
それでも今どきの乗用車的なクロスオーバーSUVと比べるとオフロードタイヤのパターンノイズや風切り音、そしてセンターが微かに緩いステアリングといった特性がないわけではない。
でもそれがなければワイルドなジープらしさもないわけで、「グラディエーターが欲しい!」という人にとっては問題にはならないはずだ。