サステナブルツアー ベントレー・ベンテイガ・ハイブリッドで訪ねる新梅田シティ
公開 : 2022.07.08 16:55
循環で結ばれた都市と自然と
神戸を拠点として、ベントレー・ベンテイガ・ハイブリッドでショートトリップを楽しむ。
今回訪ねるのは、カーボンニュートラルに向けて舵を切ったベントレーのスタンスにも通じる、サステナビリティが薫る場所。
PHEV(プラグインハイブリッド)車には2通りの走らせ方があると思う。
1つはガソリンと電気を一緒くたに使いダイナミックな走りと効率の良い走りを両立すること。
もう1つはEVの部分にスポットを当てる。
地下のガレージや人ごみといった「然るべき場所」でEVモードをチョイスするという所作もこれに含まれるだろう。
PHEVが生み出す動と静は、レーシングとラグジュアリーが同居するベントレーの伝統的なキャラクターにも当てはまりそうだ。
とはいえ今回特に新鮮なのは、電気モーターによる「より静かな走り」の方なので、闇雲に距離を伸ばす必要はなさそうだ。
今回われわれが目指した場所は、高層ビル群の麓に突如として現れる深い森。大阪の天空に向かってそびえる2棟の高層ビルが最上階で結ばれた梅田スカイビルを含む新梅田シティである。
屋上部分に作られた空中庭園が有名な梅田スカイビル。来年の3月で30周年を迎えるこの施設の中で、特に先見の明を感じるのは、高みから俯瞰するとわかる敷地内の「植生」である。
高低差を活かしたせせらぎによって結ばれたそれらは、森や里山として機能しているのである。
ビルの谷間に差し込む鋭い光を優しく呑み込むような深い森。そこでは鳥や小動物たちが暮らし、流れの中ではホタルやカエル、メダカといった生物が息づく。
連綿と繰り返される自然の営みと都市生活。一見、相反すると思われがちな2つの事象が大きな循環の中で共生しているのだ。