極上デイキャンプを1人静かに ジープ・レネゲード 4xeで実現!

公開 : 2022.08.12 11:40

PHEVのジープ まるで2台持ち?

レネゲードのラゲッジスペースはたっぷりとした容量があるので、「ひとりキャンプ」なら道具は放り込む感覚でも大丈夫。

ドライバーズシートに座りスタートボタンを押して、メーターパネル内にあるEV走行が可能な距離をチェック。

バッテリーの充電量は98%、走行距離は49kmとあるから大丈夫だろう。もちろんバッテリーだけで足りなければ、ガソリンも補充しているから不安ではない。

レネゲード・トレイルホーク 4xeが走りはじめる瞬間の力強いパワー感と静けさは何度味わっても新鮮だ。

リアアクスルを駆動するモーターの出力は128psもある。だが回転が上がらないと最大のパワーを発揮しないエンジンと違い、モーターは走りはじめた付近でも最大出力を発揮するので、実際のスペックよりもはるかにパワフルに感じられる。

そして今回気が付いたのは、レネゲード・トレイルホーク 4xeでEV走行をしながらスタンドの横を通り過ぎても、近頃話題のガソリン価格が気にならないことだった。

もちろんレネゲード 4xeトレイルホークのガソリン・エンジンは1.3Lながら179psもの最高出力を秘めている。

だからスロットルを深く踏み込めばスポーツカーのように豹変する面白さもあることも僕は知っている。

PHEVではないレネゲード・リミテッドと最高峰のトレイルホーク 4xeの価格差は151万円。だが最先端のEVと活発なガソリン車を2台持ちしているようなトレイルホーク 4xeの存在感には何物にも代えがたい魅力があるのだ。

ジープ・レネゲード 4xe 公式サイトをみる

記事に関わった人々

  • 執筆

    吉田拓生

    Takuo Yoshida

    1972年生まれ。編集部員を経てモータリングライターとして独立。新旧あらゆるクルマの評価が得意。MGBとMGミジェット(レーシング)が趣味車。フィアット・パンダ4x4/メルセデスBクラスがアシグルマ。森に棲み、畑を耕し蜜蜂の世話をし、薪を割るカントリーライフの実践者でもあるため、農道のポルシェ(スバル・サンバー・トラック)を溺愛。
  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。

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