私のイチ推し! “3年保証”の2カメラ型ドライブレコーダー「ケンウッドDRV-MR870」を選ぶワケ

公開 : 2022.10.27 07:15

昼も夜も高精細・高画質のワケ 走って検証

録画を見てみると、前後のカメラどちらもくっきりと綺麗に録れていることに驚きました。

2カメラタイプのドライブレコーダーは、フロントカメラの映像は綺麗に録れていても、リアカメラの画質が良くなくて見づらい、なんてこともありがちです。

「DRV-MR870」は、前後カメラのどちらもフルハイビジョンの約1.8倍の高解像度となるWQHD(Wide Quad HD)での撮影が可能です。

いっぽうで「最高画質ではなくていいからたくさん録画したい」というニーズに合わせて、高画質から低画質まで、5つの記録モードから選ぶことができ、低フレームレート記録モード(3.2fps/9.7fps)も用意されています。

お台場の走行映像をチェック

2560×1440のWQHD録画モードで記録したフロントカメラの映像。並走するクルマの車体の文字やナンバーの数字をはっきりと確認できる。
2560×1440のWQHD録画モードで記録したリアカメラの映像。両側を走るクルマの車内の様子が確認できる。カメラの最高記録画角は、前後ともに水平115°/垂直63°/対角134°と広角。フロント/リアともに同じ高精細・高画質で記録できるのがポイント。

そして、前後のカメラいずれもF1.6の明るいレンズを使用しており、さらに高感度のCMOSセンサー「STARVIS™️」を搭載しています。

この日は強い日差しが降り注いだかと思えば、曇が掛かって薄暗くなる時間もありました。

そんな天候の変化が激しい一日だったにも関わらず、映像がいつだってきちんと明るく録れているのも、それらのおかげだったんですね。

さらに、HDR機能も搭載されているので、夜やトンネル内も影になって黒く潰れるところや、逆に明るくて白く飛んでしまう部分はありませんでした。

夜間の市街地走行もチェック

 

夜間に走行した日のフロントカメラ(上)とリアカメラ(下)の映像。こちらも2560×1440のWQHD録画モードで撮影している。ヘッドライトの光が届きにくい歩道の状況がよく分かるのは心強い。

 
これまで自分で使ってきたドライブレコーダーだと、暗い場所から明るい場所へ出た時にきちんと補正されず、後から確認したら画面が真っ白になっていた、なんてことも。

「DRV-MR870」では、綺麗に録れるだけではなく、「使ってみたら意外とダメだった!」ということがないので、ユーザーはより安心感を持って使うことができるのではないかと思います。

ケンウッドは、高精細のビデオカメラやモニター、産業用映像技術などを長年取り扱ってきた歴史があり、ドライブレコーダーにもその技術がしっかりと活かされているのだと実感しました。

スモークガラスの濃さに合わせて明るさを3段階で調整できる「スモークシースルー機能」を搭載。左下が「濃いめ」で記録したもの。右下が「無し」で収録した映像だ。

また、リアがスモークガラスになっているクルマでも、スモークに合わせて3段階で明るさを調整できる「スモークシースルー機能」もついているそうです。

思った以上に「DRV-MR870」で録画した映像がわかりやすくて綺麗だったので、改めて安心。気持ちにも余裕が出てきて「このままもうちょっと知らない道を走ってみよう」と、もう少し足を伸ばしてみることにしました。

▶️ケンウッドDRV-MR870 公式サイトを見る

記事に関わった人々

  • 執筆

    伊藤梓

    Azusa Ito

    クルマ好きが高じて、グラフィックデザイナーからカーグラフィックの編集者へと転身。より幅広くクルマの魅力を伝えるため、2018年に独立してフリーランスに。現在は、自動車ライターのほか、イラストレーターとしても活動中。ラジオパーソナリティを務めた経験を活かし、自動車関連の動画などにも出演している。F1が大好きで、いつか全戦現地観戦するのが夢。
  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。

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