なぜ強い!? ヒョンデがWRCラリー・ジャパンを席捲 「N」のDNAとアイオニック 5が導く世界とは

公開 : 2022.12.19 14:45

いま買えるアイオニック 5

WRC開催50周年の節目に導入されたRally1テクニカル・レギュレーションは、持続可能な未来への取り組みを示すとともに、安全性の向上と競技者間の平等を図る目的で定められた新規則だ。

この新レギュレーションに基づき、2022年はWRCに史上初めてトップカテゴリーのマシンにハイブリッド技術が導入され、それと同時に100%持続可能な燃料が採用されるようになったこともあり、メーカーはラリーカーの開発において新たなアプローチが必要となった。

日本でも販売が始まったEVモデル、ヒョンデ・アイオニック 5

そのような変革の中で、クルマの電動化にいち早く着目し、100%電気自動車のアイオニック 5を販売しているヒョンデにはハイブリッド技術においても“一日の長”があるといえ、WRCにおいて順調に勝利を重ねることができている。

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新しいライフスタイルを約束

アイオニック 5は日本でも新しいモビリティに注目している層から支持されており、パラメトリックピクセルランプ、オートフラッシュドアハンドル、電気自動車専用ミシュランタイヤ、フラットフロア、スライドコンソール、ビジョンルーフ、バイオ塗料といった独自のディテールがトピックだ。

また、室内V2L/室外V2L(Vehicle to Load)を装備しており、後部座席下部の室内V2Lおよび最大1.6kWの消費電力を提供する室外V2Lを使い、車内もしくはアウトドアで電子機器のバッテリーがゼロになってしまう心配をすることなく使用できる点も話題となっている。

電気自動車専用プラットフォームであるアイオニック 5のE-GMPは、新しいライフスタイルとさまざまなニーズに応えるための技術の結晶だ。

上位グレードは72.6kWhの大容量バッテリーを搭載しており、トップモデルの最高出力は225kW、最大トルクは605Nmで、2WD車の一充電走行距離は618kmであるとアナウンスされている。

都会を離れてのロングドライブが可能で、安定した乗り心地とダイナミックな走行性能も誇っている。CHAdeMO急速充電システムにより、さまざまな充電インフラを使用することができる他、急速充電器(90kW級)を使用する場合は32分で10%から80%までの充電が可能だ

日本で使いやすいようにローカライズされているので、ヒョンデがモータースポーツに参戦することで得た数多くのノウハウが活かされているアイオニック 5を生活の中に採り入れてみてはいかがだろうか。

※アイオニック 5 標準グレードの値。90kW級急速充電基準の自社測定値です。

 

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記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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