え!? スポーツカー? 三菱アウトランダーPHEV 唯一無二の存在 4つのワケ

公開 : 2022.12.23 11:45

20kWh! 「移動する電池」にも

最後のアウトランダーPHEVの魅力は、実用性の高さだ。3列シートであれば最大7名を運ぶことができる。ミニバン代わりにも使えるのだ。

また、3列シートは床下に収納することができる。使わないときは、フラットな床になってくれる。2列目シートまで倒せば、荷室は奥行約2m、幅1m以上まで拡大する。人もモノもたっぷりと運べる。車中泊に使うのも良いだろう。

また、停車させておいて電源として利用できるのもアウトランダーPHEVの大きな魅力だ。フロアコンソール背面とラゲッジルームには100VのAC電源コンセントが2つあり、最大1500Wまで対応できる。

実のところサーキット・イベントなどでも、アウトランダーPHEVの、この給電機能が非常に助かる。なぜならサーキットはガソリンを使うので、ピット内は火気厳禁。しかし、サーキットは夏に暑く、冬は寒いという場所だ。そこでピット裏にアウトランダーPHEVを置いておけば、暑さや寒さをしのぐ場所になるし、給電機能でお湯を沸かしたり、食事を作ることが可能となる。20kWhもの移動する電池となるわけだ。

これほどアウトドアのイベントで心強い相棒はないだろう。

まとめてみればアウトランダーPHEVは、
・走ってよし
・見て触ってよし
・そして実用性も十分
ということだ。

だからこそ、PHEVナンバー1の獲得は、当然と言えるというわけだ。

三菱アウトランダーPHEV 公式サイトをみる

記事に関わった人々

  • 執筆

    鈴木ケンイチ

    Kenichi Suzuki

    1966年生まれ。中学時代は自転車、学生時代はオートバイにのめり込み、アルバイトはバイク便。一般誌/音楽誌でライターになった後も、やはり乗り物好きの本性は変わらず、気づけば自動車関連の仕事が中心に。30代はサーキット走行にのめり込み、ワンメイクレースにも参戦。愛車はマツダ・ロードスター。今の趣味はロードバイクと楽器演奏(ベース)。
  • 撮影

    小川和美

    Kazuyoshi Ogawa

    クルマ好きの父親のDNAをしっかり受け継ぎ、トミカ/ミニ四駆/プラモデルと男の子の好きなモノにどっぷり浸かった幼少期を過ごす。成人後、往年の自動車写真家の作品に感銘を受け、フォトグラファーのキャリアをスタート。個人のSNSで発信していたアートワークがAUTOCAR編集部との出会いとなり、その2日後には自動車メディア初仕事となった。

関連テーマ

おすすめ記事