ハンドリングはSUVのランエボ! 三菱エクリプス クロス 登場2年目の通信簿

公開 : 2022.12.30 06:05

エコと環境 運転する楽しさ

運転支援デバイスは2年前に乗ったモデルではイマイチだったが、2021年に改良で最新の「MI-PILOT」を採用。

アクセルとブレーキに加えてステアリング操作も支援する高速道路同一車線運転支援機能で確実な制御でドライビングをサポートしてくれる。

筆者はほぼ毎日高速道路を使うが、有り無しでは運転の疲れ方が全然違うことを実感済みなので、嬉しい装備の1つである。

そうそう、電動化のメリットはそれだけでなく、クルマを電源として活用できる事も覚えておいてほしい。

エクリプス クロスPHEVはV2H機器を使用することで、バッテリーとガソリンが満タンの状態で一般家庭の約10日分の電力(一般家庭での一日あたりの使用電力量を約10kWh/日として算出)を賄うことができるが、実はアウトドアでも活用可能だ。

実は筆者は昨年の冬にこの電源を調理器具に使い、雪の中でアツアツの食事を取ったことがある。

つまり、電動化はアクティビティの充実にも活かすことができるのだ。この辺りはユーザーのアイデア次第で色々な事に使えるはずなので、三菱もその辺りの提案も積極的におこなっていただきたい。

「クルマ」と「電気」を上手に活用することで、もっと便利、もっと楽しく、もっと役立つ物になってくれるだろう。

そろそろ結論に行こう。エクリプス クロスPHEVは電動化=エコ/環境だけでなく、リアルにドライビングファンに活用したクロスオーバーSUVである。

その魅力は今でも変わっていないし、今でも強い武器だと思っている。

三菱エクリプス クロスPHEV 公式サイトをみる

記事に関わった人々

  • 執筆

    山本シンヤ

    Shinya Yamamoto

    自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の気持ちを「わかりやすく上手に」伝えることをモットーに「自動車研究家」を名乗って活動をおこなう。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、ワールドカーアワード選考委員。
  • 撮影

    小塚大樹

    Hiroki Kozuka

    1995年、京都のお寺に生まれた。高校生の頃、ファイアーパフォーマンスを始めた。炎を振りまわしたり、口から吹いたりした。その炎を撮る難しさに惹かれた。幼少期からクルマ好きであった。せっかくならとクルマも撮り始めた。いつのまにかフリーのフォトグラファーになった。クルマばっかり撮っている。クルマ好きの父の影響もありマイカーは94年のローバー・ミニ。

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