ヒョンデ、いまや北米で累計販売1500万台超え! IONIQ 5が自動車界を揺るがした3つの「価値」とは

公開 : 2023.01.17 18:30

3 やさしさが運転を変える 新体験

隣の車線の状況をメーターパネルで大きな丸形表示するブラインドスポットモニターだ。

見た目が実にやさしく、クルマがドライバーに語りかけてくれるようで、とても落ち着くのだ。

ウインカーを操作するとメーター部に丸い枠が出現。こうしたセーフティ機能すら、緊張感とは対極にある“暖かみを感じる見せ方”なのが心地いい。

こうして見てくると、IONIQ 5はドライバーのみならず、助手席や広々とした後席で過ごす人を含めて、人とのコミュニケーションを大切にしながらも、ベースの動力パフォーマンスが高いEVだと感じる。

中核グレードの電池容量は72.6kWで、RWDの場合、満充電での航続距離は618kmだ。

さて、日本市場はいま、EVへの大きなシフトの創世記にある。

欧米ではEV普及義務化の流れを受けて、有名ブランドからEVモデルが続々登場し、また日系メーカーも軽自動車から高級モデルまでEVフルラインナップ路線を準備中だ。

EV専用ブランドならではの魅力!

こうしたEV競争激化の時代の中にあって、IONIQ 5の存在感はすこぶる大きい。

ガソリン車やハイブリッド車をEVに置き換えただけ、という発想ではなく、EVであることをフル活用して、EVならではの楽しみ方や味わい方を提案するクルマである。

静かで広い車室とV2L給電により、リビングと同じように過ごせる。CHAdeMOの急速充電器(90kW級)なら、32分で10%から80%までチャージできる※2のは心強い。

オンライン販売が基本であることから、ヒョンデ日本法人のホームページではIONIQ 5に関する情報が充実。また、カスタマーエクスペリエンスセンター横浜などで、実車の試乗体験もできる。

IONIQ 5は、EV新時代を切り開く、魅力的なモデルなのである。

※2 IONIQ 5 標準グレードの値。90kW級急速充電基準の自社測定値です。

▶️IONIQ 5 製品サイトを見る
▶️ヒョンデ公式サイト 詳しく見る

記事に関わった人々

  • 執筆

    桃田健史

    Kenji Momota

    過去40数年間の飛行機移動距離はざっと世界150周。量産車の企画/開発/実験/マーケティングなど様々な実務を経験。モータースポーツ領域でもアメリカを拠点に長年活動。昔は愛車のフルサイズピックトラックで1日1600㎞移動は当たり前だったが最近は長距離だと腰が痛く……。将来は80年代に取得した双発飛行機免許使って「空飛ぶクルマ」で移動?
  • 撮影

    山本佳吾

    Keigo Yamamoto

    1975年大阪生まれ。阪神タイガースと鉄道とラリーが大好物。ちょっとだけ長い大学生活を経てフリーターに。日本初開催のWRC観戦をきっかけにカメラマンとなる。ここ数年はERCや欧州の国内選手権にまで手を出してしまい収拾がつかない模様。ラリー取材ついでの海外乗り鉄旅がもっぱらの楽しみ。格安航空券を見つけることが得意だが飛行機は苦手。

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