ジープ・コマンダーに藤島知子が試乗 都会派SUVの絶妙なポジション
公開 : 2023.01.27 18:00
ジープ・コマンダーに藤島知子が試乗。ハンドルを握っているだけでワクワクする理由をわかりやすく解説します。
もくじ
ー サイズと迫力の「いいとこ取り」
ー イマドキの生活にマッチする内装
ー 3列シートの実用性を実際に検証
ー ハンドルを握るだけでワクワク
サイズと迫力の「いいとこ取り」
多種多様なSUVが登場する中で、タフなオフロード性能を備えたジープ・ラングラーがブランドを象徴するアイコンとして根強い支持を集めてきた。
その一方で、ジープのラインナップにはクルマに乗るシチュエーションやライフステージに応じた選択肢が幅広く取り揃えられている。なかでも、今回ご紹介する「コマンダー」は普段乗りからレジャーまでの幅広いシーンで家族の一台としても活躍してくれる、プレミアム性を纏った3列シートのSUVだ。
ジープのプレミアムSUVといえば、洗練性を手にして生まれ変わったグランドチェロキーがラインナップの頂点に君臨する。コマンダーのエクステリアデザインは、そんなグランドチェロキーがもつ都会的なエッセンスを少し小ぶりなボディに散りばめる。
フロントフェイスにはジープの血統を感じさせる7スロットグリルをあしらい、ヘッドランプはロービームとハイビームを自動的に切り替えるオートハイビームシステムを採用。
ターンシグナルはシーケンシャル式で、夜間の視認性を確保すると同時に先進的な表情を演出している。
ルーフやドアミラーはブラックペイントでコーディネートして、そのあたりもプレミアム性を感じさせるポイントだ。正面から眺めると2列シートのコンパスと似ているが、サイドビューは伸びやかで、それでいて、リアに周り込むとテールランプのデザインは既存モデルと異なるもので斬新だ。
日本車でいえば、エクストレイルやアウトランダーに近いサイズの3列シート車ながら、足元は頼もしい走りを予感させる台形のホイールアーチ、轍をものともしない地上高もしっかりと確保している。
ジープの一員らしい存在感を漂わせながらも、洗練されたスタイリングを手にしているのがコマンダーの特徴といえるだろう。