ジープ・コマンダーに藤島知子が試乗 都会派SUVの絶妙なポジション

公開 : 2023.01.27 18:00

イマドキの生活にマッチする内装

インテリアは外観の洗練されたイメージに相応しいプレミアムな佇まい。内装色はボディカラーに応じて、ブラックまたはブラウンの組みあわせとなるが、今回の試乗車はエンペラドールブラウンのもので、モダンでこなれた雰囲気を演出している。

リミテッドに標準装備のレザーシートは居心地の良さと適度なサポート性をバランスしたもので、体圧がかかる部位には身体に沿ってたわむパンチング加工、サイドサポートにはワントーン明るいブラウンのステッチを縫い込むダイヤモンドキルティング処理が施されていて質感も高い。

インパネやシフトレバーを囲う金属パーツには優しい艶を放つシルバーのアクセントが。そうしたディテールへのコダワリがミドルサイズのSUVに格上のクラス感をもたらしている。

ユーティリティ面では、ドリンクホルダーを充実させているほかにも、USB端子やシガーソケットを備えているが、インパネ中央に配置された10.1インチのタッチ式モニターはカーナビを内蔵しているほか、アップル・カープレイやアンドロイド・オートにも対応している。

手持ちのスマホのアプリと連携が可能で、ハンズフリー通話はもちろん、スマホ側の通信機能を活用すれば、音楽アプリをストリーミング再生するなど、シチュエーションに適した音楽をタイムリーに楽しめたりする。

スマホのワイヤレス充電機能も用意されていているなど、イマドキのライフスタイルにマッチするスマートさが嬉しい。

ジープ・コマンダー 公式サイトをみる

記事に関わった人々

  • 執筆

    藤島知子

    Tomoko Fujishima

    クルマ関連情報を走り好き目線と女性視点を交えながら紹介。テレビ神奈川の新車情報番組「クルマでいこう!」ではお茶の間の幅広い世代に向けて魅力を発信中。2002年よりモータースポーツに参戦、2021年はKYOJO-CUPやスーパー耐久でドライバーとして奮闘。日本自動車ジャーナリスト協会会員。2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。

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