ルーテシアは、なぜ支持されるの? 滑らかだけどパンチがある いいクルマの本質「全部盛り」の1台

公開 : 2023.03.08 18:25

しみじみ感じる 作り込んできたな!

高速道路ではADAS(先進運転支援機能)の出来が印象的だった。

試乗したインテンス・プラスには、歩行者・自転車検知機能付きのアクティブエマージェンシーブレーキに加えて、アダプティブクルーズコントロールとレーンセンタリングアシストなどを標準装備。これの作動のフィーリングがいい。

一部の輸入車で見られる唐突な反応はなく、トランスミッション同様滑らかな作動感で、日本の道路環境に合ったスピードコントロールをしてくれる。

想像以上の「身のこなし」

乗り心地は、固さの中に柔らかさがあると言えばいいだろうか。厚みのあるシートのおかげもあって、ショックの角を絶妙に丸めて届けてくれる。

そして速度を上げると、とにかく揺れが少なくフラットな姿勢を保つ、滑るようなクルージングに魅了される。

ハンドリングはなによりも、信頼感あふれる接地感がありがたい。

しっとり動く足回りが安定したグリップを提供するうえに、その様子がステアリングを通して伝わってくるので、安心してペースを上げていける。身のこなしも自然で、かなり練り込まれたクルマだと教えられる。

ルノー・ルーテシア・インテンス・プラス(298万円)

スタイリッシュでありながら扱いやすいボディに、今のルノーの実力が凝縮されている。欧州で何度もベストセラーに輝いたという実績に納得できる。ルノーを代表する車種はやっぱりルーテシアなのだと痛感した。

▶️ルーテシア 製品サイトを見る

「ボヤージュ ア パリ キャンペーン」実施中!

ルーテシアの対象車種を新車で購入(成約かつ登録)した方を対象に、東京-パリの直線距離(約9700km)を、1.3Lガソリンターボ・モデルで走行した場合相当の「ガソリン券(10万円分)」、または「0.9%の特別低金利」のどちらかを選べるキャンペーンを実施中。

期間は3月31日 金曜までとなっている。詳しくは、全国のルノー正規販売店を訪れて確認してみよう。

▶️「ボヤージュ ア パリ キャンペーン」サイト

記事に関わった人々

  • 執筆

    森口将之

    Masayuki Moriguchi

    1962年生まれ。早稲田大学卒業後、自動車雑誌編集部を経てフリーランスジャーナリストとして独立。フランス車、スモールカー、SUVなどを得意とするが、ヒストリックカーから近未来の自動運転車まで幅広い分野を手がける。自動車のみならず道路、公共交通、まちづくりも積極的に取材しMaaSにも精通。著書に「パリ流環境社会への挑戦」(鹿島出版会)「MaaSで地方が変わる」(学芸出版社)など。
  • 撮影

    山本佳吾

    Keigo Yamamoto

    1975年大阪生まれ。阪神タイガースと鉄道とラリーが大好物。ちょっとだけ長い大学生活を経てフリーターに。日本初開催のWRC観戦をきっかけにカメラマンとなる。ここ数年はERCや欧州の国内選手権にまで手を出してしまい収拾がつかない模様。ラリー取材ついでの海外乗り鉄旅がもっぱらの楽しみ。格安航空券を見つけることが得意だが飛行機は苦手。

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