雪だけじゃない! オールシーズンタイヤ「VECTOR 4SEASONS」 GEN-3の進化点を探る

公開 : 2023.04.25 07:00

ひと口にオールシーズンタイヤと言っても、性能は様々。グッドイヤー「ベクター4シーズンズGEN-3(ジェンスリー)」は、シリーズのプレミアムラインです。見所はどこなのか、探ってみましょう。

もくじ

VECTOR 4SEASONSに、「GEN-3」登場
出来のいいクルマ タイヤも妥協したくない
週末の「過ごし方」 広げるのもタイヤ次第

VECTOR 4SEASONSに、「GEN-3」登場

AUTOCAR JAPAN sponsored by Nihon Goodyear
text:Masamichi Ishii(石井昌道)

普段はサマータイヤを履き、冬に備えてスタッドレスタイヤに履き替えるというスタイルは、降雪が年に数回あるかないかの非降雪地帯のユーザーにとっては荷が重い。

そこで着実にシェアを伸ばしているのがオールシーズンタイヤだが、日本の市場を牽引しているのは2016年にVECTOR 4SEASONSを発売したグッドイヤーだろう。ドライやウエットの舗装路など普段の走り、ちょっとした降雪など、性能のバランスが想像以上に優れていて評価が高く、あっという間に人気商品となったからだ。

履き替えの手間がいらず、タイヤの保管場所に頭を悩ませることもないからカーライフのストレスを低減してくれる。

欧州で開発されるVECTOR 4SEASONSは、現地で冬用タイヤとして認められる「スノーフレークマーク」がサイドウォールに表記され、日本の冬タイヤ規制時でも走行可能となっている。

そのVECTOR 4SEASONSも、昨夏には進化した「VECTOR 4SEASONS GEN-3」が加わった。

オールシーズンタイヤのパイオニア、グッドイヤーが販売する「VECTOR 4SEASONS」シリーズに、新たに上級ラインの「GEN-3」と「GEN-3 SUV」が加わった。
今回プジョー2008に装着したのは、215/60R17サイズのVECTOR 4SEASONS GEN-3。

冬性能も夏性能も従来モデルを上回るというが、今回はドライの街中や郊外路、高速道路、それにちょっとしたラフロードを走って夏性能を確かめることにした。

テストカーとしてチョイスしたのはプジョー2008 GTブルーHDi。BセグメントのコンパクトなクロスオーバーSUVで1.5Lディーゼルを搭載したモデルだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    石井昌道

    Masamichi Ishii

    1967年生まれ。自動車専門誌の編集部員を経てモータージャーナリストへ。ワンメイク・レースへの参戦も豊富で、ドライビング・テクニックとともにクルマの楽しさを学んできた。国産車・輸入車のいずれの知識も幅広く、ジャンルを問わない執筆活動を行う。最近では、エコドライブの研究、それを一般ドライバーへ広く普及させる活動に力を入れている。
  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。

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