同じPHEV、異なる仕上がり ジープ・グランドチェロキー4xe/レネゲード4xe 藤島知子が比較試乗
公開 : 2023.06.15 11:55
ジープ・グランドチェロキー4xe/レネゲード4xeに藤島知子が試乗。PHEVといえど、それぞれのキャラクターがありました。
もくじ
ー ジープならではのPHEVとは
ー 同じPHEV 異なるシステム
ー それぞれ異なるキャラクター
ー わたしの考えるPHEVの価値
ジープならではのPHEVとは
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クルマの電動化。ラフロードで活躍するジープにとっては縁遠いものではなのかとイメージしていたが、フタを開けてみると、電動化は単なる環境適合のための手段ではなく、ジープらしさを色濃く感じさせる新たな魅力をもたらしていた。
ジープのプラグインハイブリッド車（PHEV）として登場した「レネゲード4xe」とラグジュアリー・グランドツアラーの「グランドチェロキー4xe」
それぞれ異なるキャラクターとメカニズムが備わった対極のモデルといえる。
PHEVとして共通する特徴は、エンジンのほかにモーターとバッテリーを搭載していること。モーターのみでも走れるし、エンジンとモーターが連携して走ることもできる。
バッテリーは一般的なハイブリッド車よりも容量を多めに搭載しているため、満充電にして走り出せば、スペック上は（WLTCモード）モーターのみでレネゲードは最長48km、グランドチェロキーは53km走る。
日常的な移動は数十km程度というケースが多いことを踏まえれば、普段はバッテリーEVと同じ感覚で排ガスを出さずに走行できる。
その上、充電計画に縛られず、自由に行動できて低燃費で走れることが最大のメリットだろう。
