大画面ナビが「音声操作」で変わる! 便利なだけじゃない、ケンウッド彩速ナビ「TYPE M」、進化の狙いは?
公開 : 2023.06.22 17:00
大画面ナビを「声」で操作できる彩速ナビ TYPE M(2023年モデル)。目的地検索・地図の縮尺変更など体験してみたら、便利で、しかも安全な新機能でした。
もくじ
ー 「ハイ 彩速!」のひと声で、108の操作ができる!
ー 画面操作は不要 「近くの◯◯」を試す
ー 大画面・高画質の楽しみ方 ラインナップ紹介
「ハイ 彩速!」のひと声で、108の操作ができる!
ケンウッド『彩速ナビ』は高精細HDパネルの搭載、ハイレゾ音源再生に対応するなど、サクサク動く操作性・高画質・高音質なカーナビとして、こだわり層の支持を集めてきた。今回はフラッグシップにあたるTYPE Mが2023年モデルにアップデートされたということで、実際に試すことになった。
最大の進化ポイントは、カーナビの機能性と業界トップクラスのエンタメ機能を継承しながらも、“音声操作”に対応したこと。
つまり、運転中にありがちな操作は乗員が話し掛けて行うことができる。
画面を注視している間の事故リスクの低減に貢献する安心・安全の進化といえるだろう。
音声操作は地図、AV操作、周辺検索、目的地設定/終了、消音など、108項目・242の幅広いワード数に対応している。語り掛ける言葉に迷ったときはヘルプ画面にキーワードが表示され、ヒントになるように配慮されているようだ。
最新型TYPE M 9V型フローティングモデルを検証
デモカーのノアに装着されていたのは、彩速ナビ TYPE Mのフローティングモデル『MDV-M910HDF』。
9V型のモニターは大画面で解像度が高く、目に優しい配色なのに一目で情報を把握しやすい。モニターの角度は−10°〜60°の範囲で調整できるので、使い方やドライバーの体格に応じて最適な位置に合わせやすい。
新機能 到着時間をさらに正確に
目的地設定をする前に試したかったのが、新たに追加された『平均車速設定』。これは一般道・有料道・高速道の平均車速を任意で設定できるもの。
到着予想時刻はVICS WIDEから得たリアルタイムの交通情報をもとに算出されてきたが、信号が少ない一般道では平均車速が高くなりがちだし、雪道や山道を走る環境では逆に低くなるケースもある。到着予想の精度を高められるのは嬉しい。
いよいよ、八王子市街から中央道に乗って、宮ヶ瀬湖をめざすドライブに出発。メニューからタッチパネルを操作すると、サクサクと動いて次のステップに間髪入れずに進める感覚がたまらない。
「ハイ 彩速!」と声を掛けると?
そして、ドライブ中に活躍するのが『音声操作機能』。
最初は「ハイ 彩速!」と語り掛けることからスタートし、「近くのスーパーマーケット」、「近くのファミレス」といった具合に、対応するワードを使うと周辺検索を行える。