大画面ナビが「音声操作」で変わる! 便利なだけじゃない、ケンウッド彩速ナビ「TYPE M」、進化の狙いは?

公開 : 2023.06.22 17:00

画面操作は不要 「近くの◯◯」を試す

ガソリンスタンドに立ち寄りたい場合は「近くのガススタ」でも、「周辺のスタンド」、「近くのガソスタ」といった言い方にも対応しているそうだ。

周辺検索のやりかたとしては「ハイ 彩速!」→「近くの○○」→「候補1へ行く」で目的地を設定できる。

コンビニエンスストアに寄りたいときは、「ハイ 彩速!」「近くのコンビニ」と伝えれば周辺の施設を検索してくれる。3つの候補が表示された。
そのまま「候補1へ行く」と伝えれば、それだけで目的地設定が完了、すぐにルート案内が始まる!

案内を終了したいときは「ハイ 彩速!」→「案内終了」→「決定」の3語でOK。

また「ハイ 彩速!」→「ミュート」で消音状態にすることもできる。

聞きたい曲に変えたいとき

AVを操作する際は「ハイ 彩速!」→「ソース切替」の後に「iPod」とか「FMラジオ」、「USB」、「SDカード」、「ワイヤレスミラーリング」、「Bluetooth Audio」、「内蔵メモリ」など語り掛ければ切り替わる。

音楽再生では「ハイ 彩速!」→「次の曲」、「前の曲」といった操作にも対応する。

ラジオを流している最中(左下の子画面がFMラジオの表示)に、SDカードに保存した音楽を聞きたくなった。そんなときは、「ハイ 彩速!」「ソース切替」「SDカード」と話し掛けてみよう。
手を離さずに、ナビを注視することもなく、ソースを切替えられる(左下の子画面が「SD」に)。「テレビ」「地デジ」「DISC」「交通情報」を始め、すべてのソースに変更できるから便利だ。

地図の縮尺を変えたいときは「ハイ 彩速!」の後に「詳細」、「もっと大きく」とか、「広域、広域」と連続して操作するのも可能だ。

安心感が違う! 音声で操作できるメリット

こうして運転中に音声操作が使えることは、視線を逸らすことなく、ハンドルから手を離さずに運転に集中できて安心感が高い。

すでに、この機能を体験した人たちは、運転者だけでなく、同乗者が語り掛けて使うこともできるので、家族みんなで楽しめるツールとして、ドライブの道のりが楽しいものに変わったという声も聞こえてきているそうだ。

駐車場・ドライブスルー付き店舗を、ワンタップで絞り込み

ちなみに、コンビニやファーストフード店をジャンル検索で探す場合、地図に店舗の候補が表示される画面で「駐車場」や「ドライブスルー」のチェックボタンをタップしておくと、条件に見合う店舗を提案する新機能が加わった。

ジャンル検索時に、駐車場の有無で絞り込みができる『POIジャンル付帯設備検索』。写真は飲食チェーン店を探したところ。画面下部のチェックボタンをタップする度に、条件に合った施設のピンが降ってくる。
ドライブスルーの有無でも絞り込みができる。タップすれば瞬時にピンが降ってくるのが心地いい。

環境に配慮した取り組みとして注目したいのは、周辺のガソリンスタンドの検索。

環境省と資源エネルギー庁が『e→AS(イーアス)』と認定した大気環境に配慮しているスタンドに専用マークを表示して教えてくれる。

周辺検索でガソリンスタンドを探す際、検索結果の一覧にマークで『e→AS』を示してくれる。(出典:環境省・資源エネルギー庁認定、大気環境配慮型SS、e→AS)

SDGsの活動が各方面で進んでいるが、燃料の消費者である私たちができる環境への貢献に繋がりそうだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    藤島知子

    Tomoko Fujishima

    クルマ関連情報を走り好き目線と女性視点を交えながら紹介。テレビ神奈川の新車情報番組「クルマでいこう!」ではお茶の間の幅広い世代に向けて魅力を発信中。2002年よりモータースポーツに参戦、2021年はKYOJO-CUPやスーパー耐久でドライバーとして奮闘。日本自動車ジャーナリスト協会会員。2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。

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