ラングラーと2.0Lエンジン、おいしい関係 走破性そのまま 快適性も
公開 : 2023.08.10 11:45
ラングラーに2.0L直列4気筒エンジン。ひと昔前だと少し意外でしょうか? トルク面ではもはや有利。走破性もそのままです。
もくじ
ー 2.0Lターボ トルク面でも有利
ー 走破性は2.0Lモデルでも折り紙つき
ー 堅牢なボディやタフな足回りも不変
ー 日常の使い勝手や快適性も抜かりなし
2.0Lターボ トルク面でも有利
クロスオーバーSUVブーム全盛の現在においても、他とは一線を画す独自のキャラクターを持ち合わせているジープのモデルたち。
中でもラングラーはジープの祖でもあるウィリスの流れを色濃く残す本格的なクロスカントリーモデルとして、ジープブランドを代表する1台となっていることはご存知の通りだ。
ただ現在のカタログにラインナップされているラングラーの心臓部は直列4気筒の2.0Lターボエンジンのみとなっており、「大きな本格オフローダーなのに2.0Lエンジンだなんて……」と、ネガティブに捉えている人もいるのではないだろうか。
確かにひと昔前であれば、アメリカの大型SUVは大排気量のエンジンを搭載し、溢れるトルクで悪路をグイグイ走破していくというイメージがあったかもしれない。
ただラングラーに搭載されている2.0LのDOHCターボエンジンは、昔のターボエンジンのようにある一定の回転数から急激にトルクが立ち上がるような扱いづらいものではなく、低い回転域から十分なトルクを発生してくれるものとなっている。
スペックで言うなら40.8kg-mの最大トルクを3000rpmで発生するということになるのだが、これは3.6L V6モデルの35.4kg-mの最大トルクを4100rpmで発生するというものよりも、低い回転域で大きなトルクを発生していると言えばおわかりいただけるだろう。