突き抜けた魅力、グラディエーター! 意外な発見に「好き」が止まらない

公開 : 2023.08.31 17:50

480mm長いホイールベースの気づき

USBのメディアハブがあるのはもちろんのこと、電源のアウトレットは12Vだけでなく115Vもありノートパソコンの充電も可能。サブウーハー付きアルパイン製プレミアムスピーカーが9基も搭載されるなどオーディオも望外に高品質だ。

ラングラーと違うのはエンジンだ。3.6LのV型6気筒と今どきは貴重な大排気量・自然吸気で、頼もしい力感と素直なトルク特性が嬉しい。

唐突なところがまったくなく、アクセルを踏んだ分だけスムーズに力が湧き上がってくるので扱いやすい。滑りやすい悪路では慎重なアクセル操作が求められるが、それに適した特性でもある。

グラディエーターなら、284ps/35.4kg-mの自然吸気V6を新車で手に入れられる。

それでいて高速道路でアクセルを踏み込めば6400rpmまで意外なほどスポーティなサウンドを奏でて加速していくのも爽快。普段乗りでの楽しさもあるのだ。

こう見えて、乗り心地・安定感は魅力

高速道路といえば、望外とも言えるほど直進安定性が高かったことに驚いた。

ボディ・オン・フレーム構造のSUVが苦手とするところなのだが、さすがはロングホイールベースだけあって一般的な乗用車とかわらない感覚にまで引き上げられている。

前後の動きであるピッチングも抑えられるので高速域の乗り心地も向上していて、これなら目的地が遠くても快適に移動できそうだ。

最強のオフロード性能を誇るルビコンであるうえに、Tenneco製パフォーマンスショックアブソーバーが採用されるとあって、オンロードでの乗り心地はどうなのか興味があったが、街中や郊外路でもボディ・オン・フレーム構造としてはかなりいい部類に感じられた。

オフロードの走破性を考慮しているとはいえ、質の高いショックアブソーバーだけにダンピング特性はオンロードでもいいのだ。

ジープ・グラディエーター・ルビコン:960万円

ジープ・ブランドのなかでも「自由、冒険、本物、情熱」の濃度が高く、夢の広がりも特大のグラディエーター・ルビコン。いちど惚れたなら、迷わず「好き」を貫き通すべきモデルなのだ。

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記事に関わった人々

  • 執筆

    石井昌道

    Masamichi Ishii

    1967年生まれ。自動車専門誌の編集部員を経てモータージャーナリストへ。ワンメイク・レースへの参戦も豊富で、ドライビング・テクニックとともにクルマの楽しさを学んできた。国産車・輸入車のいずれの知識も幅広く、ジャンルを問わない執筆活動を行う。最近では、エコドライブの研究、それを一般ドライバーへ広く普及させる活動に力を入れている。
  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。

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