エコで爽快 ルノー・アルカナEテック・エンジニアード 佐藤久実が検証
公開 : 2023.10.28 07:00
真っ黒に塗りつぶされたルノー・アルカナEテック・エンジニアード(フルハイブリッド・モデル)を試乗します。
もくじ
ー 新しいポジショニング
ー バフォーマンスと効率
ー ルノーらしさを感じる
新しいポジショニング
日本において、「ハイブリッド」は、クルマに乗る人なら今や知らない人はいないのでは? と思えるほどポピュラーな動力システムだが、意外にも、輸入車においては、2022年5月から販売されている「ルノー・アルカナ」が現在唯一のフルハイブリッドモデルとなるそうだ。
欧州では、発進やパワーサプリメント的にモーターを用いる「48Vマイルドハイブリッド」が主流となっているからかもしれない。
アルカナにも、フルハイブリッドの「Eテック・エンジニアード」とマイルドハイブリッドの「R.S.ライン・マイルド・ハイブリッド」の2グレードがラインナップされる。
今回ご紹介するのは、F1由来のテクノロジーが搭載された、フルハイブリッドモデル。
ルノーアルカナは、エクステリアから独自性、存在感抜群だ。流麗なルーフラインが特徴的なクーペスタイリングと、最低地上高が200mmあり、力強いSUVのクロスオーバーモデルとなっている。
この、クーペSUVも従来、プレミアムブランドにしか存在しなかったという。いろんな意味で、アルカナは新しいポジショニングにあるのだ。
ルノーのアイデンティティであるCシェイプランプはLEDで目ヂカラを放つ。フロントバンパー両端にはエアディフレクターが装備されるが、これはホイールハウス内の空気を整流し、直進安定性を高めるという。
ディテールまで、モータースポーツ由来の空力性能が取り入れられている。