ジープのフラッグシップ「グランドチェロキー」 実はお値打ちと言えるワケ
公開 : 2023.12.06 14:10
ユーザーニーズに合わせて選べるショートボディとロングボディ
グランドチェロキーには2列シートと3列シート、2つのシートパターンを持つモデルが設定されているが、シートレイアウトに合わせてショートボディとロングボディを用意していることもグランドチェロキーの特筆すべきポイントの1つ。
ショートボディは全長が4900mmでホイールベースが2965mm、ロングボディは全長が5200mmでホイールベースが3090mmとしっかり差別化がなされており、3列目シートもエマージェンシー用に申し訳程度に備わっているものではなく、しっかり大人が座れるものとなっているのも嬉しいところ。
そして搭載されるパワートレインもキャラクターに合わせて変えられており、軽快な印象のショートボディには2Lターボエンジンが、ゆったりとした余裕を感じさせるロングボディには3.6L V6のNAエンジンが搭載され、異なる世界観が演出されているのもニクイポイントだ。
2t超のボディに3.6L V6はまだしも2Lターボエンジンでは物足りないと考える人もいるかもしれないが、実は3000rpmという低めの回転数でV6を上回る400Nmという最大トルクを発生するターボエンジンは十分な動力性能を持ち合わせており、「Sport」モードを選択すれば、ワインディングなどでもキビキビとした走りを楽しめるほどのパフォーマンスを有している。
そしてどちらのエンジンも輸入車でありながらレギュラーガソリン仕様となっている点も、ガソリン高騰が続く昨今には見逃せない点となっている。