ジープのフラッグシップ「グランドチェロキー」 実はお値打ちと言えるワケ

公開 : 2023.12.06 14:10

フラッグシップSUVに相応しい内外装と装備にお値打ち価格

一目でジープブランドの車両であることがわかる7スロットグリルを筆頭とするエクステリアを持ちながら、洗練されたエレガントさを感じさせるデザインは、ジープの本拠であるアメリカの自由さと欧州の優雅さを兼ね備えたものとなっており、唯一無二の雰囲気を纏っている。

そしてインテリアではジープ本来の機能美は残しつつ、要所に木目やピアノブラックを配したプレミアムな空間となっており、先進的なロータリーシフトや10.25インチのマルチビューディスプレイと10.1インチのタッチパネルモニターを持つオーディオナビゲーションシステム、ベンチレーテッド機能を有したフロントシートなど、ベーシックな「リミテッド」グレードでも十分すぎる装備を備えているのだ。

さらに上級グレードとなる「サミット・リザーブ」には、最高級のパレルモレザーシートが備わり、華やかで高級感溢れるテュペロブラウンカラーのシート表皮も用意され、18基のスピーカーと10インチサブウーハーを配した「マッキントッシュ・プレミアムサウンドシステム」を組み込むなど、欧州ブランドのプレミアムSUVに匹敵するかそれ以上の室内空間となっている。

もちろん歩行者や自転車も検知する衝突被害軽減ブレーキやブラインドスポットモニター、車線維持支援機能といった運転支援システムは標準装備で、赤外線カメラで夜間に前方を横切る歩行者や動物を検知するナイトビジョンも備わるのはジープらしいところ。

ここまでの装備と性能を有したグランドチェロキーだが、エントリーモデルの「リミテッド」で830万円、3列仕様の「Lリミテッド」でも+25万円の855万円と非常にお値打ち価格となっている。

輸入プレミアムSUVというと、つい欧州ブランドの車両に目が行きがちではあるが、それらに匹敵するパフォーマンスや安全性を兼ね備えているグランドチェロキーもぜひ候補に入れて検討してみてはいかがだろうか。

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記事に関わった人々

  • 執筆

    小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。
  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。

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