実用的でワクワクできる 新型でも「カングー」らしいキャラクターは健在
公開 : 2023.12.15 18:25
3世代目に進化したルノー・カングーに試乗します。
もくじ
ー 上質さを増した新型、どんなクルマ?
ー 発見、ちりばめられたカングーらしさ
ー 骨太なシャシーとしなやかな乗り心地の妙
ー 何気ない時間を特別なものにするチカラ
上質さを増した新型、どんなクルマ?
AUTOCAR JAPAN sponsored by Renault Japon
週末を充実させてくれるフランス車、ルノー・カングーが3代目へとフルモデルチェンジを果たしたのは2020年。日本市場では今年から販売が開始されている。
新型カングーは商用車ベースというフォーマットこそこれまでと同じだが、その見た目は遊びゴコロ満載だった先代までと比べるとずいぶんとカッチリした印象でまとめられている。
具体的にはスタイリングが直線的になり、B、Cピラーがボディ同色ではなくブラック仕上げとなったことで高級感が出ている。
エンジンは1.3Lのガソリンと1.5Lのディーゼルで、ギアボックスはルノーがEDC(エフィシェント・デュアルクラッチ)と呼ぶ7段DCTが備わる。
日本には3種類のグレードが導入される。同色バンパーの「インテンス」と無塗装バンパーで「らしさ」を漂わせる「クレアティフ」。そしてベーシックグレードの「ゼン」は受注生産になるという。
室内の2列シートの5人乗り。リアドアはスライド式になっていて、一方リアハッチはこれまでと同じ縦割りの2枚ドア、いわゆるダブルバックドアとなっている。
1クラス上の雰囲気を纏っているが、カングーの公式はこれまで通りという感じである。