ミニ・クラブマン・クーパーS
公開 : 2015.09.26 23:50 更新 : 2017.05.29 19:14
サイズが大きくなり、内装スペースにも余裕ができた。ドア枚数も増え、エンジンはフラッグシップ・モデル専用のものが与えられた。
■どんなクルマ?
ミニ・クラブマンは、たっぷりとしたサイズのエステートとして新たに生まれ変わった。快適性と実用性の向上はプレミアム・ハッチバックを卒業したカスタマーへアピールすることとなるだろう。
これまでのクラブマンは、2枚のコンベンショナルなドアとシングル・ヒンジの ‘スーサイド’ ドアという組み合わせだったが、このモデルには前部にヒンジをもつ4枚のドアが採用されている。
全長は2007年に英国でデビューした先代より293mmも長い4253mmとなる。全幅は115mm長い1800mm、全高は16mm長い1441mmとなる。
これほどの肥大化であるにもかかわらず、やはりミニの兄弟だと認識できるのは、現行ミニの特徴を隅々まで反映しているから。シングル・フレーム・グリルや楕円形のLEDグラフィック付きヘッドライト、クラムシェル型のボンネットなどがその例だ。
4枚のフレームレス・サイド・ドアを介して視線を後方へ移せば、リア・トランク用のドアがまず目につく。クロームのレバーを引けばドアは両サイドに向かって開く。
テールライトは他のモデルが縦長であるのに大してクラブマンは横向き。横幅の大きさをアピールするためなのだという。
英国で発売されるクラブマンは前輪駆動となり、ターボ加給が施される3気筒か4気筒のガソリン/ディーゼル・エンジンを搭載することになる。