ルノー・カジャール1.5 dCi 110
公開 : 2015.09.28 23:40 更新 : 2017.05.29 19:22
日産キャシュカイ(日本名:デュアリス)のライバルにあたるルノー・カジャールは経済的な1.5ℓディーゼルを譲り受けた。英国の道で初めてテストする。
■どんなクルマ?
Cセグメント・クロスオーバーとして成功をおさめた日産キャシュカイ(日本名:デュアリス)に対するルノーの答えがこのカジャール。パートナーである日産からの助成をうけたモデルである。
仮に、2台のあいだに少なからぬ共通点を見出したとしたら、あなたの見識は正しい。ルノーは外観上の共通点が生じることを嫌い、95%もの目に見えるパーツを作りなおしたが、プラットフォーム/エンジンは共通。コンポーネントは60%をシェアしている。
違うにしても、同じところはたくさんあるのだ。ちなみに英国で買うとすれば、キャシュカイよりもカジャールの方が安い。
既に1.2ℓのガソリンと1.6ℓのディーゼルをテストしたが、1.5ℓのディーゼルは今回が初めて。1.6ℓに比べると速さでは劣るものの経済性は優れる。したがってもっとも人気のエンジンとなることが予想される。
駆動方式は前輪駆動のみ。4WDを希望するのであれば1.6ℓのディーゼルを選ぶ必要がある。
英国内でのキャシュカイ人気は依然として揺ぎないが、この1.5ℓディーゼルがキャシュカイの立場を揺るがす可能性も少なからずある。