ルノー・メガーヌGT
公開 : 2015.12.10 23:55 更新 : 2017.05.29 19:22
4代目のメガーヌは前途有望だと感じた。が、パフォーマンス重視のフラッグシップ・モデル ‘GT’ はエンスージァストの心をくすぐるタイプではない。
■どんなクルマ?
4代目のルノー・メガーヌはフォルクスワーゲン・ゴルフやフォード・フォーカスの直接的なライバルだ。Cセグメントのクルマを探すとするならば、決して避けては通れないといえるほど英国での存在感は大きい。
というのも4代目は先代よりはるかにステップアップしているから。先代は2008年のデビュー以来ルノースポール・モデルを含みたびたびアップデートされたのだが装備やトリムが時代に遅れている感は否めなかった。
しかし4代目は違う。カジャールも使用するルノー日産アライアンスのCMFプラットフォームの採用にはじまり、フロントにはマクファーソン・ストラット・サスを、リアにはトーションビームを組み合わせる。
4輪すべてがディスク・ブレーキとなり、パワー・ステアリングは電気による補助を受ける。パワーを生みだすのはターボ加給が施されるガソリン/ディーゼル・エンジン。デュアル・クラッチを搭載する。
フロント・マスクは最新のデザイン言語を反映。インテリアも非常に現代的なものとなり、使用するマテリアルもこれまでとは比べ物にならないほど好印象を与えている。
装備リストも全面的に見なおされた。8.7インチのインフォテインメント・システムなど、高級志向のオプションが用意されているのが特徴だ。
価格/スペックの詳細はまだ公開されていない段階ではあるが、英国のマーケットに導入される予定日より6ヶ月早く、最新のメガーヌを味わうことにする。