フォルクスワーゲン・キャディ・マキシ

公開 : 2016.03.25 23:40  更新 : 2017.05.29 18:57

商用バンを ‘乗用車化’ したキャディが、7シーターMPVと勝負ができるか? キャディ・マキシを試す。

■どんなクルマ?

フォルクスワーゲン製のキャディは、ここ英国ではあらゆるところで見ることができる。トランスポーターやカラベルに比べ、車体は一回り小さいのだが、シートは7座確保され、インテリアの材質にもこだわっている。

われわれがテストするキャディ・マキシ・ライフと呼ばれるグレードの全長は4700mm、荷室容量は340ℓ。多くのMPVはシート数と荷室容量のどちらかを諦めなければならないが、このクルマはどちらもOKだ。

商用バンという生い立ちを考えると、エンジン展開が極々限られているのは当然だ。ターボ・ガソリンは1.2ℓと1.4ℓ、ディーゼルは2.0ℓのみとなり、出力はもっとも大きいもので150psとなる。今回のサンプルは1.4ℓのTSIエンジンを搭載したもので、最高出力は125ps。7速のデュアル・クラッチ・オートマティック・トランスミッションを組み合わせる。

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