DS4クロスバック

公開 : 2016.06.10 23:55  更新 : 2021.01.30 22:11

■どんなクルマ?

試乗したDSブランドの3台目はDS4クロスバック。その車名から想像できるとおり、シトロエンのCセグメントカー、C4からの派生モデルだ。つまり、C4をベースにしたプレミアム・モデルがDS4だが、クロスバックはそのクロスオーバー・バージョンで、ベースのDS4がシトロエンDS4としてデビューしたのは2011年のことだった。

ということは、プラットフォームの基本は先に乗ったDS5と変わらないわけだが、ホイールベースはDS5の2725㎜に対して2610㎜とこちらの方が短く、ボディ・サイズも4285×1810×1530㎜と、全長、全幅ともDS5より小さい。クロスバックは通常のDS4に比べて最低地上高が20㎜高い170㎜あり、さらにルーフレールが備わるため、全高は30㎜高い1530㎜になる。

シャシーのメカニズムも基本はDS5と同じで、サスペンションは一般的なフロントがストラット、リアがトーションビーム、DS5の18インチに対して17インチのタイヤを履く。パワーユニットも同様で、1.6ℓ直4直噴ターボの165ps仕様に6段ATが組み合わせられて、前輪を駆動する。

カタログに4ドア・クーペと記されたボディの基本は通常のDS4と共通するが、前記の車高が20㎜高いサスペンション・セッティングに加えて、専用バンパー、黒い樹脂製のホイールアーチやブラック・ペイントのホイール、それにメタル製ルーフレールなどを装着することで、クロスオーバーの雰囲気を巧く演出している。

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