スズキSX-4 Sクロス1.0
公開 : 2016.09.28 05:40 更新 : 2017.05.29 18:41
まえよりもアグレッシブになったフロント・マスクと、より小さくなったパワープラントを携えたSX-4 Sクロスの出来栄えとは? いち早くテストする。
■どんなクルマ?
2013年に英国ではじめてローンチされたSクロスは、日産キャシュカイ(日本名:デュアリス)に対するアンサーだった。優れたエルゴノミクスとたっぷりの標準装備、特に欠点のないシャシーがSクロスの武器であった。
にもかかわらず、あまりたくさん売れることはなかった。日を追うごとにクロスオーバー市場が活気づいているにもかかわらず、である。
どうして成功しなかったか? スズキは、‘あまりSUVっぽく見えなかったから’ と分析している。だからこそ、今回、‘メジャー’ アップデートをすることにしたのだ。
もっとも、変わったのは見た目だけではない。地上高は15mm高められ、自然吸気の1.6ℓガソリン・ユニットは廃止された。そしてバレーノとビターラSで使用される ‘ブースタージェット’ と呼ばれる1.0ℓターボ・ユニットと1.4ℓユニットの2本となったのである。
今回われわれがテストするのは1.0ℓユニット搭載車。1.0ℓユニットを搭載したバレーノを以前試したことがあるが、それよりも210kg重いSX-4 Sクロスは、どのようなパフォーマンスを披露するだろうか?