アンダー340万円対決:公道編
公開 : 2016.10.04 05:40 更新 : 2017.05.29 19:58
過去12ヶ月のあいだでデビューした、340万円以下のホットハッチとロードスターのなかでもっとも楽しいのはどのクルマ? 今回は公道編+結論。
アンダー340万円対決のサーキット編につづき、戦いの舞台を英国の一般道に移し、結論をくだす。
サーキット編では、マツダMX-5がその優秀さをあらためて感じさせてくれたが、反面、フィアット124スパイダーは、あまり芳しい印象ではなかった。
しかし、テストはまだ半分しか終わっていない。それに今回の舞台は一般道だ。340万円以下のクルマたちにとっては、こちらのほうがより身近。サーキットとはまた違った結論がでそうだ。
AUTOCARのテスト・チームは夜を徹してノース・ヨークシャーのハロゲイトを駆け抜けた。朝食を早くとり、97km先のデールズを目指した。
サーキットでは、限界域のグリップやハンドリング・バランス、ボディのコントロールのしやすさ、スタビリティなど高速域におけるマナーを調べた。
今回、公道ではダンピング性能や各コントローラーの重み、初期のステア反応などを観察する。
サーキットだけならば足を固め、大きなホイールにファットなタイヤを履かせればタイムを稼げるものの、公道ではそうはいかない。
だからこそ、われわれはフィアット124スパイダーに期待を寄せている。後輪駆動のスポーツ・モデルとしてはソフトに振っているから、サーキットでは印象はよくなかったが、今度こそハンドリング・マナーや衝撃吸収能力でマツダMX-5に勝ってほしい。