アウディA5スポーツバック3.0 TDI

公開 : 2016.11.01 05:40  更新 : 2017.05.29 18:13

あらゆるコンディションで速く、洗練された走るをする3.0 TDI。ただ、意外なところにライバルがいた?!

■どんなクルマ?

アウディA5スポーツバック3.0 TDIクワトロは、2代目になったばかりのディーゼル版A5のなかで、初期に投入されるグレードだ。ベースはA4 3.0 TDIクワトロと同じであり、スタイリングが主な変更点である。

すでにAUTOCARは、V型6気筒2995ccターボ・ガソリン・ユニットを載せたA5スポーツバックをテストし、できのよさに驚いたが「ディーゼルをどう処理するか?」という観点も、トータルとしての洗練性を見極めるうえで重要だろうと思い、テストを実行する。

モデル名が示すように、テスト車は3.0ℓV6ディーゼルを搭載。内燃室と可変静翼ターボは、かつてのものよりも20%軽くなっている。

最高出力は286ps、最大トルクは63.2kg-mであり、ライバルのBMW 435d xDrive グラン・クーペより26psと1.1kg-mパワーは劣る。

アンダーピニングの名前は「MLB」と呼ばれるもので、従来品より85kg軽くなっているため、アウディは「動きはかなりシャープになった」と主張している。0-100km/hタイムは5.3秒、燃料消費率は19.2km/ℓ。CO2排気量は137g/kmとなる。

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