イヴォーク・コンバーチブルをオープンで雪上ドライブ!
公開 : 2017.02.14 05:50 更新 : 2017.05.29 19:18
「SUVのオープンカーでウインタードライブに挑戦」 寒さを吹っとばす “楽しさ” がそこにはあった。こんな遊び、ヒトには教えたくない。
2012年のジュネーブショーでランドローバーがイヴォークのオープンモデルを出展した時、我々は「コンセプトカーの域を出ない」と感じた。そんな我々はだから、実際にイヴォーク・コンバーチブルの発売がアナウンスされると「ランドローバーよ、血迷ったか?」と考えるに至ったわけだ。
ちなみにここでいう我々とは「クルマ感性の古いヒト」全般であり、もちろん私もその中に含まれる。イヴォーク・コンバーチブルのような異物に出くわした時、我々の脳内整理のしかたは昔から変わらない。歴史に照らし合わせるのだ。すると70年ほどの時を隔てた原初のランドローバーが2枚ドアのオープンだったことに気づいて「じゃあ、まぁ、いいか」と溜飲を下げるわけである。
今回はランドローバー社の伝統に則った、しかし実のところは前例のないオープンSUV、レンジローバー・イヴォーク・コンバーチブルHSEダイナミックを雪上で試した。実際にはジャガー・ランドローバー・ジャパン主催の試乗会なので、イヴォーク以外のモデルは揃っていたのだが、ラインナップの中で最も異彩を放っていた1台は間違いなく屋根開きのイヴォークだった。果たして、SUVのオープンカーによるウインタードライブはアリなのだろうか?