アルファ・ジュリア2.0ℓガソリン 本命といざ対局 だがジャガーのほうが……
公開 : 2017.02.23 21:27 更新 : 2017.05.29 18:24
英国ではニッチ・モデルになるだろうガソリン・エンジンのジュリアだが、出来栄えは実に素晴らしい。ディーゼルの燃費での優位も色褪せるほどだ。
■どんなクルマ?
われわれはアルファロメオ・ジュリアを、すでに国外で試乗している。困難なチャレンジに臨む新型車だ。BMW 3シリーズを筆頭に、メルセデス・ベンツCクラスやアウディA4といった強豪に、彼らのホーム・ゲームとも言えるマーケットで立ち向かわねばならないのだから。
アルファは、彼らの流儀で、極めて優れた走りを見せるクルマを造ってみせた。
英国のDセグメント・セダン市場では、企業が従業員に提供するカンパニーカー需要が大きく、その場合はディーゼル車であることが多い。アルファでは、8割がディーゼルになると試算しているほどだ。
しかし、ということはガソリン車のニーズも2割程度は見込まれているということになる。
そして280psのヴェローチェは4月導入予定で、それまでは510psのクアドリフォリオを別にすれば、この200psのスーパーしか選択肢はない。