プジョー308、マイナーチェンジでゴルフ/フォーカスと戦える? 1.5ℓディーゼルに試乗
公開 : 2017.06.09 11:10
模範解答的なマイナーチェンジを果たしたプジョー308をいち早くトライしました。さぁどうでしょう。ゴルフやフォーカスは文句なしの実力派ですけれど。
■どんなクルマ?
モデルライフの半ばに差し掛かった308に施されたフェイスリフトは教科書どおりといっていいだろう。
価格上昇を抑えつつ、グリルやバンパー、そしてヘッドライトの意匠を変更。インフォテインメントシステムをアップグレードし、安全装備を始めとする標準装備を拡充するという具合である。
今回のフェイスリフトで最も注目すべきポイントは、PSAグループのクルマにおいて始めて採用された、プジョー製「DV5R」1.5ℓブルーHDI 130ディーゼルエンジンである。
ル・マンを戦った、プジョー908 HDi FAPディーゼルのエンジンと同じ燃焼室を用い、130psを発揮するこのエンジンは、既存の1.6ℓブルーHDIディーゼルエンジンに代わって順次搭載されることになる。
環境をとことん考えた
刷新された130psの1.2ℓ「ピュアテック」ターボガソリンと180psを発揮するディーゼルエンジンと同様に、新型の1.5ℓエンジンは、既に厳しいユーロ6c排出ガス規制に適合している。
2020年に施行されるこの規制では、有害な窒素酸化物(NOx)の排出を削減することを、研究所のテストではなく、実際の走行でクリアすることが義務づけられている。
新型のダウンサイズされたディーゼルエンジンは、尿素SCRシステム、混合系触媒、粒子状物質補集フィルターを使って排気ガスを浄化。
あなたが、ディーゼルの排気ガスに懸念を抱き、今後の規制に対して適合するハッチバックを望むなら、308は選択肢のひとつになるかもしれない。