BMW 5シリーズ、プラグインハイブリッドはディーゼル泣かせ? 530e iPerformance試乗記
公開 : 2017.07.05 11:10 更新 : 2017.07.05 11:10
これまでのBMW 5シリーズには「アクティブハイブリッド5」というハイブリッドがありましたが、プラグインハイブリッドは今回が初。「530e iPerformance」と名付けられたこのクルマの出来栄えは? 試乗しました。
■どんなクルマ?
まったく売れなかった先代ハイブリッドからの脱却
5シリーズ初のハイブリッドモデルは、先代のアクティブハイブリッド5。今回試乗するのは、初のPHVだ。
これまで、英国での5シリーズの年間販売台数は1万5000台ほどだが、ハイブリッドはその1%にも満たなかった。高価だったのだ。
306psの6気筒を積み、CO2排出量は149g/km。より多くの販売台数が見込める、アメリカの需要に合わせたスペックだったというのも理由だろう。
ミュンヘンは、そんな現状を変えたいと望んだ。それも劇的に。
そこで、184psの2.0ℓ直4ツインパワーターボに114psの電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド、そう、この530e iPerformanceを用意したのだ。
530eの価格は£44,765(655万円)。530d SEより£770(11万円)、520dエフィシエント・ダイナミクスより£7,405(108万円)、それぞれ高い。
CO2排出量は46g/kmで、英国でのカンパニーカーに対する税率はこれらディーゼルより低くなる。このクルマの競争力は、アクティブハイブリッド5よりはるかに高いものになるだろう。
BMWでは、年間5000台ほどを英国で売り捌けると目論んでいるようだ。